近年、メジャーリーグでは日本人選手の存在感が一層高まっています。その象徴的存在が、大谷翔平選手と山本由伸選手です。大谷選手は投打の二刀流として前人未踏の活躍を見せ、圧倒的な飛距離のホームランと豪速球を武器に、野球の常識を塗り替えてきました。一方、山本選手は日本プロ野球で培った正確無比な制球力と多彩な変化球を武器に渡米し、メジャーでも高い適応力を示しています。彼らは異なるスタイルながらも、日本野球が世界に誇る技術と精神力を体現しており、そのプレーは多くのファンを魅了しています。また、大谷・山本に続き、吉田正尚や鈴木誠也ら野手、菊池雄星や前田健太ら投手など、多彩な顔ぶれがメジャーで活躍し、日本人選手の存在はチーム戦略に欠かせない要素となっています。彼らの挑戦は単なるスポーツの枠を超え、日本と米国を結ぶ文化的な架け橋ともなり、次世代の若きプレーヤーに夢と希望を与えています。
2023年11月17日金曜日
大谷翔平、覆し続けた「常識」 文句なしのMVP2度目受賞 11/17(金)
大谷翔平、覆し続けた「常識」 文句なしのMVP2度目受賞
11/17(金) 8:33配信
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毎日新聞
デトロイト・タイガースとの試合で九回裏にダッグアウトを歩くロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平=カリフォルニア州アナハイムで2023年9月16日、AP
米大リーグ、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平選手(29)が16日(日本時間17日)、今季のアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。日本選手初の本塁打王となる44本塁打、投手で10勝5敗で史上初の2年連続「2桁本塁打、2桁勝利」を達成し、2年ぶり2度目の満票での受賞となった。
【写真まとめ】MVP大谷翔平、犬の手を握り笑顔
9月に戦列を離れて右肘の手術に踏み切るまで、大谷選手はほぼ休みなく、投げて、打って、走った。いつも明るく、楽しそうに。
圧倒的なパフォーマンスだった。6月30日の試合で、今季メジャー最長となる150・3メートルの一発でパワーを見せつけると、7月27日のダブルヘッダーでは1試合目で投手としてメジャー初完封を飾り、1時間もたたずに始まった第2試合で2打席連続本塁打を放ってみせる――。「常識」を覆し続けた。
大リーグ挑戦4年目の2021年、打者としてリーグ3位の46本塁打、投手として9勝(2敗)をマークし、投打二刀流で米球史を塗り替えたと評価されたのが1度目のMVPだった。誰も追随できない活躍は、「大谷だから」という見方や慣れを生み出す恐れもあるが、今季はその完成度をさらに高めて過去の自分を超える結果とインパクトを残した。2度目の満票受賞に、誰も文句のつけようもないだろう。
「彼の向上心。そして周りがその可能性をつぶさなかったこと」
プロ野球・日本ハム時代に投手として大谷選手と共に汗を流してきた斎藤佑樹さん(35)は、大谷選手の活躍に感慨深いものがある。
あの頃、投打二刀流に懐疑的な目を向けられながらも栗山英樹監督(当時)の理解のもとで、自分自身の道を歩もうとする大谷選手の努力を目の当たりにしてきた。そして今、多くの子どもたちから憧れられる存在になった姿を見て思う。
「今までは『そういうの無理だよ』と言われていたようなことも、大谷選手の存在によって『(無理だと思われることを)もうやった人間がいるんだから』と理解されるようになってきた。子どもたちにとってもすごくいい影響ですよね」
かつて、大谷選手はこう話していた。
「投打の二つをやることは誰もやったことがないことを選んだのではなく、やれることをやるうちに結果的にそうなっているのだと思う。やらなければならないことが多くなる分、伸びたり、できるようになることが増えたりするのはすごく楽しい」
特別なことをしているつもりはない。自らがやりたいことを続けるために、睡眠を長く取り、節制してコンディションを整え、できることの全てをつぎ込んで試合に臨むのは当たり前のこと。それを続けてきた先にあったのがMVPという結果であり、これもまた一つの通過点にすぎない。
右肘手術の影響で来季は打者に専念する予定の大谷選手は「今までよりも強くなって戻ってこられるように、ベストを尽くしたい」と自身のインスタグラムに投稿している。11月には、野球の楽しさを「おすそ分け」するかのように、全国の小学校にグラブを送る企画も明らかにした。
大谷選手がさまざまな形でまいてきた「可能性の種」。いつかどこかで色とりどりの花を咲かせる日が、きっと来る。【中村有花】
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