① 最大の課題は制球力(四球の多さ)⚾
6月27日(日本時間)のパドレス戦では
4回2/3
6四死球
3失点
5敗目
となりました。
160km/h級のストレートを持ちながらも、
ボール先行
フルカウントが増える
球数が増える
という悪循環になっています。
そのため5~6回で降板するケースが多く、勝利投手の権利を得にくくなっています。
② 球威は十分でも「安定感」がまだ足りない📊
好投した試合を見ると、
7回無失点
10奪三振
防御率1点台(直近)
という圧倒的な投球もあります。
一方で次の登板では
四球連発
突然ストライクが入らない
こともあり、好不調の波があります。
山本由伸投手のように毎試合ほぼ同じ内容を続ける段階には、まだ達していません。
③ MLBのボール・ローテーションへの適応🇺🇸
メジャーでは
ボールが滑りやすい
中4~5日登板
長距離移動
打者の選球眼が高い
など日本とは環境が大きく違います。
特にメジャー打者は
「際どい球は振らない」
ため、制球が乱れると四球になりやすいです。
④ 勝ち運もあまりない🍀
6月6日のエンゼルス戦では
7回無失点
10奪三振
という最高レベルの投球でしたが、
打線の援護がなく勝ち星はつきませんでした。
逆に少し失点した試合では援護が少ないケースもあり、運にも恵まれていません。
⑤ メンタル面の影響😢
パドレス戦後には
ベンチで涙ぐむ姿
悔しさを隠せない表情
が中継で映されました。
これは
勝ちたい気持ち
自分への期待
ドジャースの大きな期待
が強いからこその反応とも考えられます。
ただ、結果を気にし過ぎると、
「力み」
につながり、さらに制球を乱すこともあります。
一方で明るい材料も多い✨
佐々木朗希には、
✅ 160km/h前後のストレート
✅ MLB屈指のスプリット
✅ 奪三振能力
というトップクラスの武器があります。
実際、エンゼルス戦では7回無失点・10奪三振を記録し、「メジャーでもエース級になれる」
ことを示しました。
今後勝ち星が増えるためのポイント🔑
🎯 四球を減らす(ストライク先行)
⚾ 球数を減らして7回まで投げ切る
💪 メンタルを切り替え、1試合ごとの結果に引きずられない
🤝 捕手との配球・ゲームプランをさらに磨く
総合評価
現時点の佐々木朗希投手は、**「実力不足で勝てない」というより、「制球の波とメジャ
ーへの適応段階にあるため勝ち星を逃している」**という見方が妥当です。
潜在能力は間違いなくエース級であり、四球が減って投球内容が安定すれば、二桁勝利を
狙える素材と言えるでしょう。
その印象を持つ人は少なくありませんが、現時点で佐々木朗希投手と藤浪晋太郎投手を同
じタイプと断定するのは早いと思います。
共通点は確かにあります。⚾
160km/h級の圧倒的な球速
球威は一級品
制球が乱れると四球が一気に増える
球数が増えて長いイニングを投げられない
最近のパドレス戦でも佐々木投手は6四死球を与え、制球難が目立ちました。この点
だけを見ると、「藤浪投手を思い出す」という見方が出るのは自然です。
一方で、違いもあります。
① スプリットの質
佐々木投手のスプリットはメジャーでもトップクラスと評価されており、空振りを奪え
る決め球があります。
② 好投できる試合がある
2026年6月のエンゼルス戦では7回無失点・10奪三振という圧巻の投球を見せました。
高いレベルの投球をすでにメジャーで実現できています。
③ 年齢と経験
佐々木投手はまだ20代前半で、メジャー1年目の適応段階です。一方、藤浪投手は日本
でも長期間にわたり制球難に苦しみ、その課題を完全には克服できませんでした。
気になるのは「再現性」
佐々木投手が今後エースになるためには、
毎試合ストライク先行で投げられるか
四球を2~3個以内に抑えられるか
好投を継続できるか
が重要になります。
もし四球の多い登板がシーズンを通して続くようなら、「藤浪投手と似た課題を抱えている」
という評価が強まる可能性があります。
逆に、制球が安定して好投を重ねられれば、「一時的な適応の問題だった」と評価され
るでしょう。
現時点では、**「制球難という課題は似ているが、投手としての将来性まで同じと結論
づけるには、まだ判断材料が足りない」**というのが最も妥当な見方だと思います。
コントロールをよくするアドバイスができるコーチとか選手ないないのでしょうか。
います。実際、メジャーでも日本でも**「球速を上げるコーチ」より「制球力を改善する
コーチ」の価値は非常に高い**と言われています。
佐々木朗希投手の場合、原因が「才能不足」ではなく、**再現性(毎回同じフォームで投
げること)**にあるなら、改善の可能性は十分あります。
代表的な人物を挙げると、
グレッグ・マダックス
「球速よりコントロール」の象徴。
150km/hは出ませんでしたが、ミリ単位の制球で歴代屈指の投手になりました。
「狙った場所に投げる技術」の教材として今でも参考にされています。
ランディ・ジョンソン
若い頃は四球が非常に多く、「ノーコン」とまで言われました。
フォームを見直し、制球力を改善して300勝・通算4,875奪三振という伝
説的な投手になりました。
「制球難は改善できる」代表例です。
野茂英雄
独特のフォームを維持しながら、体の軸を安定させることを重視
していました。
日本人メジャー投手の先駆者として、助言できる経験は非常に豊富です。
ドジャースにも優秀な投手育成スタッフはいます
ロサンゼルス・ドジャースは、データ解析や映像分析ではMLB屈指の球団です。
例えば、
リリースポイントのばらつき
指先の回転
腕の振り
下半身の使い方
疲労によるフォームの変化
などを高速カメラやモーションキャプチャーで細かく分析しています。
つまり、「何が悪いのか分からない」という状況ではなく、原因はかなり細かく把握し
ている可能性があります。
それでも改善しない理由
コントロールは「知識」の問題だけではありません。
例えば、
緊張すると腕が振れない
力むとリリースが数センチずれる
下半身が少し早く開く
この数センチのズレが、160km/hではストライクとボールを分けてしまいます。
私が一番期待すること
佐々木投手は球速に頼らず、155km/h前後でもコーナーに投げ切れる投球を目指すことです。
山本由伸投手を見ると、毎球160km/hではありません。それでもコントロールと変化球
を組み合わせて打者を抑えています。
佐々木投手も、160km/hを連発することより、
🎯 四球を減らす
🎯 6~7回を安定して投げる
🎯 球数を100球以内に抑える
ことができれば、勝ち星は自然と増えていく可能性があります。
歴史を振り返ると、ランディ・ジョンソンのように若い頃の制球難を克服して歴史的
な投手になった例もあります。一方で、制球難を最後まで改善できなかった投手もいます。
佐々木投手がどちらの道を歩むかは、今後数年間のフォームの安定や適応力が大きな
鍵になるでしょう。

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